キリンこども応援団への寄付
キリンこども応援団の活動は、個人・法人からのご寄付により支えられています。
ご寄付は、子ども達が安心して過ごせるための居場所運営費用、食材費や体験活動費用、事業費などに活用させていただきます。
ご寄付には、継続してこども食堂を応援いただける継続寄付と都度寄付があります。
ぜひ、活動を応援してください。
居場所とは未来へ目を向ける場所
居場所とは、空間のことだけではなく、そこで生まれる関係性でもあります。
SNSの発展は、子ども達の心をブラックボックス化しました。
意見を発信しやすい時代になったように思いますが、子ども達は「炎上」「叩かれる」という言葉を口にし、失敗を極度に恐れています。
そこで重要なことが、家でもなく学校でもない第三の居場所です。
私たちの居場所は小学校一年生から高校生までが通っています。
私たちは、その継続した関係の中で、子ども達の小さなチャレンジを見逃さず、認める・褒めるを繰り返します。
信頼できる大人との関係が構築されると「失敗しても大丈夫」と思えるようになり、自分の未来に目を向けられるようになっていく。
居場所とは、未来への挑戦の場でもあります。
子ども達の社会的孤立
貧困・孤食・不登校・ひきこもり・自殺・虐待。
子ども達を取り巻く社会課題は深化・複雑化しています。
そして、全てに共通することは「社会的孤立」です。
令和3年に文部科学省が発表した不登校の子ども達の数は196,127人。
原因の約40%が「無気力・不安」です。
本当に、明確な理由はないのでしょうか。
実際には、居場所で繋がったほとんどの子ども達は少しずつ話してくれることが多いです。
心の中を整理できていないだけで、しっかり理由があります。
だからこそ、寄り添える大人・居場所が必要になっています。
子ども達が安心して過ごせる居場所を創る活動
私たちは、子ども食堂・フリースクール・オンラインフリースクールなど多くの子ども達の居場所を創り続けています。
子ども達を取り巻く社会課題は数多く、また複雑化しているため、繋がれる場所を複数運営しています。
繋がることで、一人にはさせない。
それは、オンラインでも同じです。
人と会うことにハードルが高いのであれば、最初は会わなくてもいい。
繋がれるという居場所を創り続けていきます。
包み込む支援
私たちが運営する子ども食堂の利用に所得制限はありません。
それは今までの経験から貧困家庭や生活保護世帯などに限定してしまうと「あそこに通っている子どもは貧しい」となり、本当に苦しんでいる家庭ほど繋がることが難しくなります。
だからこそ、地域の子ども達なら誰でも行ける場所、楽しいから子ども達が集う場所。
そうなることで、誰もが行ける場所にする必要があります。
まさに、子ども食堂とは「包み込む支援」なのです。
利用者の声
最後はオッチャンを頼るね
日々、子ども達と接していると、子ども達の心理状態が分かるようになります。
どのような家庭にも事情があり、背景があり、不安定な時期があります。
そんなとき、相談できる場所があること、大人がいること。
それが何より大事だと思っています。
以前、帰り際の子どもからと言われた言葉。
「最後はオッチャンを頼るね」
複雑な家庭環境の子どもからの一言でした。
頼ると言われた嬉しさよりも、「最後は」という寂しさで泣きそうになりました。
苦しいときは早く頼っていい。相談していい。
子ども達に、もっともっと味方だと感じてもらえるように居場所を創り続けていきたいと思います。
僕たちは、居場所を創り続けていくとともに子ども達が未来に踏み出せる包み込む支援を広げていきたいと思います。
ぜひ一緒に、子ども達の応援団として活動しましょう。